電子書籍用イラストが届きました

3枚目のイラストです

ぽつり、ぽつりと絵師さんにお願いしている絵が、今月も届きました。
電子書籍で使う予定なので、ここではお見せできません。

この絵は私が描いた下描き

 

これらは、仕上がりまでの打ち合わせで描いてもらった絵や、私が絵師さんに、資料として渡した、殴り書きメモのような画です。

ネットでみつけた植物や、昭和初期の農村の写真などのページのURLや参考画像を送ります。

私が、「こんな感じで描いてください」というイラストを提出します。

そして、このイラストにはない、背景やみえてないもの、ストーリーの場面について説明します。

他、様々な昔の写真が載っているURLを絵師さんにお伝えします。

 

ですから、1枚の挿絵の後ろには、膨大な資料と状況説明、私が描いた下絵や、指定したものがあります。

絵師さんは、たぶん、たいへんだろうと思います。

 

そして、今回、とても安価で描いて頂いてるので、なるべく1回で思い描いた絵ができてくるようにしています。
安価で、何度も手直しをお願いするのは申し訳ないので・・・。

 

イラストの場面

今回、描いていただいた場面は、出征した少年兵が、終戦後、米俵をひとつもって家に帰還した場面です。

主人公は、帰還後、東京の惨状を見て、家は残っているのだろうか、食べるものもないのではないかと考え、まっすぐ家に帰らず、担ぎ屋をして少しのお金を作り、地元についたら、まっすぐ大地主のコメが眠っていそうな家を訪ね、その家で米とリヤカーを買い取り、それをひいて家に帰りました。これが、少年兵として出征し、20歳を過ぎて帰還した「終戦」です。

 

 

今回、ここでご紹介した絵は、まだ、下書きで打ち合わせの段階の絵です。

完成した絵は電子書籍に載せます。